青森の星野リゾートで
ワンランク上の大人女子旅!
こんにちは、旅女のsayocafeです。
先日生まれてはじめて、あこがれの「星野リゾート」に宿泊してきました。
場所は、青森県。
国指定の特別名勝、天然記念物の奥入瀬渓流沿いにたたずむ
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルです。
これから青森旅行を検討していて、
と悩んでいるあなた!
高級リッチホテルからこぎたない安宿まで、これまで日本と世界を泊まり歩いてきた私が、奥入瀬渓流ホテルのお部屋、食事、温泉、アクティビティなどについて、率直に思った感想をご紹介します。
結論から言うと、ホテル代はけっしてお安くはないけれど、すばらしいおもてなしを受け、十分納得のお値段でした。
コスパ的には超◎、です!
「青森旅行で、星野リゾートに泊まるのってどうかな?」と考えているあなたの参考になれればうれしいです!
奥入瀬渓流ホテルへは新幹線が便利
奥入瀬渓流ホテルは、青森県のちょうど真ん中あたり、十和田湖の近くにあります。
関東方面からだと東北新幹線でのアクセスが便利です。
東北新幹線の八戸駅と新青森駅から無料送迎バスが出ています。
どちらの駅で降りてもホテルまで約1時間半かかりますので、新青森駅でなく八戸駅で下車したほうが新幹線代はお得ですね。
送迎バスは必ず事前に予約しておきましょう。3日前までの予約制です。
私が利用したのは祝日(翌日は平日)でしたが、シャトルバスは満席でした。
送迎バスに乗れなかった場合は、タクシーやレンタカーなどで自力で行く必要がありますが、車で約1時間半かかってしまうので、ご注意ください。
飛行機を利用する場合は、青森空港から送迎バスは出ていません。
空港連絡バスで新青森駅まで出て、そこから送迎バスに乗るか、もしくは直接空港からタクシーかレンタカーで約1時間半、ホテルに直行するか、になります。
それでは、ホテルの様子をくわしくみていきましょう!
大人のチルアウトは奥入瀬渓流ホテルで決まり!

国指定の特別名勝、そして天然記念物である奥入瀬渓流のほとりにある、奥入瀬渓流ホテルは、
「癒されたい」「マイナスイオンを浴びたい」
「絶景で感動したい」「アートに触れたい」
「静かな時間をゆっくり過ごしたい」
そんな、毎日がんばっている大人の女性がチルアウトするのに最適な場所。
私が訪れたのは、2月の平日を1日挟んだ4連休でしたが、小さいお子さんやグループ旅行はほとんど見かけず、とても静かに過ごせました。
大人の女子旅はもちろん、一人旅や、夫婦水入らずの旅など、ゆったりのんびりとホテルライフを満喫したい大人のあなたを満足させてくれるホテルだと思います。
SNS映えまちがいなし!岡本太郎の巨大暖炉
奥入瀬渓流ホテルでは、SNS映えする写真がたくさん撮れるのも魅力の1つです。
そして人気撮影スポットNo.1は、こちら!
ホテルに到着してまず目に飛び込んでくる、巨大な暖炉がそびえるロビーです。
岡本太郎さんが手がけたこの暖炉。大きなガラス窓に映る雪景色を背景に、まるで1枚の絵画を見ているよう。
きっと新緑の季節もすばらしい景色が満喫できるでしょうね。
シックなオレンジと緑を差し色にした、木の香りがするインテリアが上品で、フォトジェニックですよね。本当にセンスがいい配色!
ぜひいろんな場所で写真撮影してみてくださいね。撮影会、盛り上がることうけあいです。
そしてこちらの暖炉、夕方になるとホテルのスタッフさんが慣れた手つきで薪をくべて火をおこしてくれます。
カウンターで無料でいただけるコーヒー、紅茶、りんごジュース、りんごのお酒シードルなどを飲みながら、パチパチと燃える暖炉の火の音に耳を澄ますと、日常の忙しさや悩みを忘れて、静寂の世界に身をゆだねることができるはず。
そうすれば、奥入瀬渓流ホテルを楽しむ準備は万全です!
フォトジェニックな映えスポットがいっぱい
奥入瀬渓流ホテルには、ロビーの巨大暖炉の他にも、アーティスティックで雰囲気のある写真を撮れるスポットがたくさんあります。
ラウンジにも巨大暖炉が。こちらの作品は、岡本太郎さんの遺作です。

お食事処の待ち合いもかわいい!

チェックインカウンター前、裸足で上がる芝生が気持ちいい!

ちょっとしたスペースも、フォトジェニックなんだもん。


日本を代表する芸術家、岡本太郎さんの巨大な2つの作品を施設内に構える、奥入瀬渓流ホテルは、館内のいたるところでいろんな芸術を贅沢に堪能できるアーティスティックなホテルです。
ガツガツ観光するよりもホテルにおこもりしてスローライフを楽しみたい、すてきな写真をたくさん撮りたい、そんな大人の女性は、きっと奥入瀬渓流ホテルに満足されるんじゃないかと思います。
ずっとここにいたい!くつろぎのお部屋
さて、今回私が泊まったお部屋は、「モダンルーム」という2番目にお安いタイプです。
いやいや、もう十分すぎるでしょ。
設備はけっして新しくはないものの、きちんとリノベーションされていて清潔です。
千鳥格子のカーペットや、壁の造作もおしゃれだし、エアコンもむき出しでなく木枠で囲ってお部屋の雰囲気を壊さないように配慮されていました。
奥入瀬渓流を目の前に、窓際に置かれた大きなソファーは、大人二人が寝転がれるサイズ感!
反対側(写真手前側)にもソファーが。
もう、くつろぎスポット多すぎ〜!
そして極めつけが、マッサージチェアー!
ちなみにこれ、10万円くらいする超いいやつです。(語彙力)
Bluetooth対応スピーカーがついていて、スマホで好きな音楽をかけながら好音質で全身もみほぐされる快感!
ホテルでの滞在時間の大部分を、このマッサージチェアーで過ごしちゃいました。
奥入瀬渓流ホテルは、以前別のホテルが経営されていたものを、星野リゾートがリノベーションして運営されています。
正直建物自体は古いし、オートロックじゃないし、エレベーターや廊下などに痛みもありました。
でも、古臭さ、不潔さ、ほこりっぽさ、のようなネガティブな要素は感じません。

奥入瀬渓流ホテルには、半露天風呂付きのお部屋や、ペット同伴OKのお部屋など、いろんなタイプのお部屋がありますので、予約するときにどれにするか迷っちゃいますね。
私が泊まった「モダンルーム」は比較的リーズナブルですが、十分な広さと快適さがありましたので、迷ったらこのタイプをおすすめします。
「モダンルーム」は私が泊まったお部屋のレイアウトとはまた違った、他のレイアウトデザインのお部屋もあるそうなので、ぜひまた違うタイプにも泊まってみたいなと思います!
地産地消レストランで青森づくし!
奥入瀬渓流ホテルのお食事処は、「青森りんごキッチン」と「レストランSonore(ソノール)」の2つ。
食事なしでも予約できますが、せっかくなのでお食事付きプランを予約することをおすすめします。
ホテルの近くに、徒歩で行けるコンビニやスーパーはありません。
ホテルの周囲の食事処も、冬のシーズンは休業中だったりランチのみだったりするので、ご注意ください。
ビュッフェの常識をくつがえす青森りんごキッチン
ビュッフェ形式の「青森りんごキッチン」では、朝食と夕食が楽しめます。
正直、「この時代にビュッフェって大丈夫かな・・・」と少し心配していたのですが、そこはさすがの星野リゾート、というかんじでした!

食事の時間はきちんと予約管理されていて、一度に大勢の人がレストラン内にいることのないよう人数制限されています。

お料理を取るときにソーシャルディスタンスを保てるよう、床にガイドラインがひかれていますし、お料理も透明のフードでカバーされています。
配膳台や床に食べ物のこぼれや汚れはなく、使った食器はすぐに交換してくれるなど、スタッフさんの配慮が行き届いていて、気持ちよく食事することができました。
しっかり衛生管理されながらも、目で見て楽しいディスプレイ。
そして、青森ならではのりんごづくしで、全部食べたくなるおいしそうなお料理の数々!
普段はビュッフェを好まない私も、大満足の品揃えでした。
特に、夕食で出てくるあつあつアップルパイのソフトクリームのせは絶品!
この際「まずはサラダから〜」とお行儀の良いことを言わずに、お腹がいっぱいになる前に、スイーツだろうとなんだろうと、食べたいものからいっちゃってくださいね!

そして食事の最後に、サプライズで、バースデープレートをいただきました!

ソノールの食事は、人生最高級のおいしさだった
奥入瀬渓流ホテルにあるもう1つの食事処は、フレンチレストランSonore(ソノール)です。

今回は私の誕生日旅行だったので、ちょっと奮発しちゃいましたが、まったく悔いなし!
ここでいただいたお食事は、私の40数年間の人生で最高級のお味でした!

地元の食材をふんだんに使ったコース料理は、フレンチだけど堅苦しさがなく、一口食べるごとにため息が出るほどのおいしさ。
お料理の仕上げをテーブルでデモンストレーションしてくれて、舌だけでなく、目、耳、五感をフルに使って楽しめるフルコースです。

そしてこの日も、バースデープレートをいただいてしまいました。

冬限定!雪と氷の露天風呂

奥入瀬渓流ホテルのお風呂は、冬の名物、氷瀑の湯。
夜にはライトアップされて、幻想的な雰囲気の雪と氷の世界を堪能することができます。
こちらの露天風呂、女性にとってうれしいポイントがありました。
女風呂の露天って、覗き見防止対策のために囲いで覆われて、ホームページの写真に載っているような絶景を楽しめずにがっかりすることが多いですよね。
でもこちらの女湯の露天は、衝立で囲われていないつくりになっているので、奥入瀬渓流の絶景パノラマを存分に楽しめるのです!

目の前の奥入瀬渓流の河川付近は、冬は雪が深く人が立ち入れないので、安心して露天風呂を楽しむことができました。
あと、男湯と女湯が別の館内にあり、隣接していないのも、なにげにありがたいポイントです。
湯上がりの無防備な姿のときに、同じタイミングで男湯から出てきた男性と鉢合わせしたら、ちょっとびくっとしちゃいますもんね。(自意識過剰?)
アウトドア派も楽しめる、無料アクティビティが充実
このように、館内がとても充実しているので、基本的には外に出ずにずっとホテルにこもってていいんじゃないかと思いますが、「せっかく奥入瀬渓流に来たんだから散策したい」と思ったら、ホテルの無料アクティビティをおすすめします。
四季折々に有料・無料アクティビティが用意されていますが、今回私は冬限定の無料アクティビティ2つに参加しました。
夜の奥入瀬渓流を独り占め!氷瀑ライトアップツアー
まずは、氷瀑ライトアップツアー。
夜の暗闇の奥入瀬渓流で、ライトアップされた氷瀑(凍った滝)や氷柱(巨大なつらら)を見るツアーです。
シャトルバスで約1時間のコースで、2か所の見どころを巡ります。
奥入瀬渓流は天然記念物なので、道路に街灯はありません。そしてもちろん、ライトアップ用の設備や電柱は設置することができません。
ではどうやってライトアップしているかというと、シャトルバスと一緒にライトアップ用の機材を積んだ車が伴走していて、見どころを幻想的な光の色で照らしてくれるのです。
つまり、奥入瀬渓流のライトアップが見られるのは、このホテルの宿泊者限定ということになります。
このツアーは1日4〜5回、人数も制限されての運行です。
夕食や他のアクティビティプランと時間調整しつつ、事前に予約しておきましょう。
冬の奥入瀬渓流ツアー
日中にも、無料で奥入瀬渓流を巡るシャトルバスツアーが運行されています。
ホテルの目の前に奥入瀬渓流が流れているので、もちろん自分たちだけで散策することも可能ですが、ツアーではガイドさんの説明を聞きながら、歩いては行けない見どころをまわれるので、なかなかよかったです。
夜に見る景色とはまた違う、ダイナミックな自然美を感じられ、動物の足跡もたくさん発見できて楽しめました。
こちらのツアーは日中1日6回、約1時間、人数制限を設けて実施されています。
チェックアウト後も参加できたので、旅の計画にぜひ取り入れてみてくださいね。
何の足跡だろう・・・? キツネかな?
インドア派も楽しめるアクティビティ
「私はホテルにおこもり派!」というあなたも、大丈夫!
ホテルの館内でも、さまざまなアクティビティを楽しめます。
毎晩実施されている「森の学校」という無料アクティビティは、ネイチャーガイドさんによる、奥入瀬渓流や植物の大人向けの講座です。
他にも有料ですが、ひょうたんランプやこけ玉づくりのワークショップも開催されています。
外に出たくないけど奥入瀬渓流の映え写真を撮りたいなら、奥の手も。
館内に氷爆の大きなパネルがあるので、こちらを使えば・・・
こんなかんじで、行った感、出ます。
以上、青森県にある「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」をご紹介しました。
「星野リゾート、興味はあるけどお値段が高いし、どうしようかな・・・」
と思っている方、多いんじゃないかと思います。
私もずっとそう思っていて、今回初めて星野リゾートに泊まってみたわけですが、人気の理由がわかりました。
このブログで紹介したすばらしいお部屋や食事の数々、そしてそれらを支える星野リゾートの見えないホスピタリティに、私たちはみんなファンになるんだろうなー。
日中のシャトルバスツアーのガイドをしてくださったスタッフさんによると、奥入瀬渓流ホテルのおすすめシーズンは、人の少ない2月と6月だそうです。6月は雨が降るけど、それもまた美しいのだとか。
特別名勝の奥入瀬渓流の他にも、青森ねぶた祭り、世界遺産の白神山地、定番の八甲田山、恐山や弘前城、それに今話題の田んぼアートなど、青森には四季折々に訪れてみたい見どころがたくさん!
ぜひまた再訪したい、お気に入りのホテルになりました。
このブログが、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルに泊まろうか検討されている方の参考になれば、うれしいです!
sayocafe.
雰囲気の違う2つのホテル、どちらも魅力的だったので、青森屋の紹介記事もぜひ読んでみてくださいね!

下のボタンをクリックしてくださると、とても励みになります!
にほんブログ村