こんにちは、sayocafeです。
結婚5年目、子供はなく、
田舎でダンナさんと二人暮らしをしている、40代の女です。
約20年間、仕事最優先のバリキャリ人生を送ってきましたが、
先日思い立って会社を退職し、無職・専業主婦になりました。
ぅきゃっ
私は、社会派ブロガー ちきりんさんの
『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』(文藝春秋)
という著書を読んで、
「40代で働き方を選びなおそう」
と決め、会社を辞めました。

とは言え、会社を辞めようと決断するまで、
3年以上も、もんもんと悩んでいました。
なぜなら、会社に辞める積極的な理由がなかったからです。
それでもただずっと、
「私の人生、このままでいいのかな?」
と、漠然と将来への不安を感じていました。
このエントリーをお読みくださっている方の中にも
そんな夢を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
または、私と同じように
と、もやもやする思いを抱えている方もいることでしょう。
だけど、私には特別なキャリアや強みがないから、人生を変えるなんて無理。
もう40代だし、今から新しいことなんてできるわけない…。
もしそれが理由で、新しい自分と出会うことをあきらめているなら、
少し視点を変えてみてもよいかもしれません。
特別な人でなくても「新しい人生をつくる」ことはできます。
そして、40代は仕事人生を変える適齢期です。
私はこれまで企業人事として、
多くの女性がライフステージを変化させるさまを見てきました。
その経験からわかった
「特別な才能がなくても、新しい人生を見つける方法」
を、ご紹介します。
40代女性が人生を変える5つのステップ
私がこれまでたくさんの働く女性たちを見てきて
「イイ感じで仕事人生を変えたな」と思う人には、共通点があります。
それは、
新しい自分に出会うために、自分と向き合い、一歩目を踏み出した
という事実です。
彼女たちが進んだステップは、いたってシンプルでした。
- もやもやと向き合う
- かたっぱしからやってみる
- 目指す目的地を決める
- 試行錯誤する
- 過去の成功体験を捨てる
ね、単純でしょ。
でもこれが当たり前のようで、意外と難しいのですよね。
ではひとつずつ見ていきましょう。
1.もやもやと向き合う
かの孔子大先生は「四十にして惑はず(まどわず)」なんて言ってますが、
いや、惑うって!
私はもう、惑いまくりの日々です。
女性の40代の10年間って、とても変化に富んだ期間ですよね。
自分のキャリア、家族のこと、老後の心配。
ホルモンの関係で、1年1年、体調も気分も違います。
大卒で正社員の方なら、
新卒から定年までの40数年間の会社員人生の
今まさに、折り返し地点です。
自分の半生を振り返って、残りの人生
かつての夢に再挑戦してもいいし、
今ハマっていることを極めてみるのも素敵ですね。
楽しければ、会社員という形にこだわらなくてもよいと思います。
でも、
と思っているなら?
「私の人生、本当にこれでよかったのかな」
「これからもずっとこんな働き方ができるのかな」
「私がやりたかったことって何だっけ?」
毎日を忙しく過ごす40代の女性なら、多かれ少なかれ、
心がもやもや、ざわざわすることはあると思います。
でも、日々の慌ただしさの中で、
深く考えないようにしたり
思いに気づかないふりをしたり、
今の自分には何もできないとあきらめてしまう・・・
もしそんな自分に心当たりがあるなら、
と、どうぞつぶやいてみてください。
そして
と、
自分に問いかけて、感じたことを、
紙にどんどん書き出してみてほしいのです。
これは、スピリチュアル的な類の話ではまったくなく、
調査→分析→課題発見→思考→解決策実行→検証という
人生のPDCAサイクルをロジカルにまわすための方法です。
書き出す紙類は、きれいなものでなくてよいです。
ノートの切れ端になぐり書き、やぶってポイできるくらいのもので。
きれいにわかりやすく書こう、正しい日本語を使おう、
という気持ちは持たないでくださいね。
きれいにまとめようすると、意識がそちらに向かってしまい、
自分の心の本当の叫びが、見た目を意識した飾り言葉になってしまうからです。
自分の本音をどんどん吐き出して、
「それはなぜ?」と、さらに分解していきましょう。
どす黒い感情や、心の奥底の正直な思いと向き合うのは、
しんどいですが、これが新しい人生を見つける第一歩ですから、がんばって。

たとえば、
これまでずっと好きだったり、
良いと思っていたりすることでも
自分に合わなくなったり、飽きたりしたなら、
それはやめどきのサインかもしれません。
たとえば、
人気インフルエンサーのキラキラした発信に
胸がざわざわするのなら、
なぜこの人の発信を見たくないのか。
その人やその発言のどこに不愉快さを感じるのか。
好きなことをして楽しそうに生きている(ようにみえる)様子に
イラつくのなら、
私は、本当は、好きなことをして楽しく生きたい、のかもしれません。
仕事と家庭を両立しつつ、女であることも忘れない(ようにみえる)
”VERY妻”を見て、自分とは住む世界が違う、と妬ましいなら、
本当は、リッチでスマートな人生に憧れている、のかもしれません。
表面的な感情を裏返すと、自分の本音、願望が見えてきますね。
もやもやしている自分を自覚して、
なぜそう感じるんだろうと自分に向き合うことが、
新しい人生を見つける旅のスタートラインです。
2.かたっぱしからやってみる
自分のもやもやと向き合い、自分の夢や願いのかけらを見つけたら。
次はそれを、かたっぱしからやってみましょう。
私がこれまでお会いした、
2つ目の新しい人生を楽しんでいる40代女性たちは
みんな、とにかくアクティブで多趣味!
そして、たくさんの趣味や特技をかけ算して、
新しい価値を生み出しているように感じました。
まだ「私の新しい人生はこれだ」って断言できなくても心配なし!
自分が目指すべき道が、今はまだぼんやりしていても、
とにかく動いて、何かをやってみることが大事です。
すぐに仕事につながるようなことでなくてもいいんです。
気になる人に会いに行ったり(今ならウェビナーもよいですね)
新しい勉強を始めたり、ふらっと知らない場所にでかけたり、
とりあえず会社を辞めちゃったり。(これは私ですね 汗)
やりたいこと、気になることがあるなら、今、やりましょう。
ポイントは、少しずつでよいので、とにかく動いてみること。
なぜなら、心と身体は一心同体だから。
「行動」を変えれば、簡単に「思い」は変わります。
いくら頭の中だけで考えてみても、身体を動かさない限り
人生は動きません。
もし「時間もお金もないし、無理」と二の足を踏むなら、
まずそれを学んでみることから始めるのはどうですか?
世の中にはたくさんの時短グッズや節約術があふれています。
それをかたっぱしからやってみるんです。
自分で捻出した時間やお金で好きなことをやれるのって最高ですし
案外、時短術や節約術自体にハマるかもしれません。
もしやってみたことが続かなかったなら、ラッキーと思いましょう。
それは、今やることじゃなかったんです。
やらなくていいことを知る、気に入らないことを選ばないのも、
新しい人生を探す方法です。
三日坊主、上等。
大人の自分探し、最高、じゃないですか?

3.目指す目的地を決める
とにかくかたっぱしから何かやってみたら、
その過程で、新しい出会いや学びが生まれます。
そして
という軸が、明確になってきます。
もし、その軸がクリアになったなら、それがあなたの目指す目的地です。
思い切って、その世界に飛び込んでみましょう。
やってみてなんか違うと思ったら、引き返せばいいんです。
たとえ物にならなくたって、いいじゃないですか。
前半人生で私たち40代女性は、ずっとがんばってきたのですから
後半人生は、それが成功するかどうかより、
今日、わくわく楽しむことがある
という生き方のほうが、価値があると私は思います。
これまで40数年間の人生で、無駄だったことなんてないように、
40代女性特有のしなやかさとおおらかさで、あなたはきっと
その経験もきっと別の新しい人生の糧にしていくはずです。
道は必ずどこかに続いているのですから。

4.試行錯誤する
自分の目指すべき道を決めた女性は、本当に強くなります。
未経験分野に挑戦するのは、もちろん勇気のいることで
誰しも不安を感じるものです。
それでも彼女たちは、
貪欲に学びを深め、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら
幅広い知識やスキルを得て、さらに強くなっていきます。
目的地にたどり着くための試行錯誤。
これができる40代女性が、どれくらいいるでしょうか。
40代ともなると、イチから新しいことを覚えるには頭が固くなっています。
体力も若い頃に比べると落ちていますし、
ちょっと無理するとすぐ体調を崩してしまいがちです。
新しい世界での先生や仲間は、自分より年下ばかり、という中で
謙虚に、かつ卑屈にならずに学べるか、という芯の強さも問われます。
それでも、素直に、したたかに、学び、試行錯誤を続けること。
あきらめなければ、新しい人生の扉は必ず、目の前に開かれます。
5.これまでの成功体験を捨てる
自分の気持ちと向かい合って、とにかくいろいろ動いてみて、
これだというものを決めたら、学びを深めながら試行錯誤する。
そうすれば、40代からの新しい人生の扉が開きます。
最後に、その扉をくぐる方法を。
それは、
これまでの前半人生の成功体験をいったん捨てる
ということです。
40数年生きてきて、頭も心もガンコになっている私たちにとって
これまでのやり方や考え方、成功法則や価値観を捨てるのは
想像以上にくるしく難しいことだったりします。
でも、
人生を変えるとは、新しい自分に生まれ変わることです。
1つ目の人生で身につけた知恵や強さは活かしつつ、
思考や行動は、ニュートラルに上書きしていくようなイメージです。
40代で驚くようなキャリアチェンジや
ライフシフトをした女性たちは、みんな
1つ目の人生のときよりも
自分で選んだ
という、ワクワク感や幸福感にあふれているように、私は感じます。
自分は何のために生きてるんだろうと思ったら
会社を退職する際、仲の良い同僚の女性に
ちきりんさんの
『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』(文藝春秋)
を読んで、会社を辞めようと決めた、という話をすると
「わかる!私もその本持ってるよ」と、盛り上がりました。
(この本は、悩める40代女性のバイブルですね。)
私と彼女がハマった
働く40代女性のバイブル
↓ ↓
そして私が、
と言ったとき、彼女はこう言いました。
私と彼女は、年齢や趣味だけでなく、
家族構成や家族の問題、これまでのキャリアに共通点が多く、
だからこそ、彼女の「今は人生を変える時期じゃない」
という言葉について、考えさせられました。
なぜなら私も、
「会社を辞めたい」
「でも安定を捨てたくないし」
「オリジナルの人生を送りたい」
「でも特別な才能はないし」
と、それこそ3年以上も、もんもんとしていたからです。
思い立って会社を辞めた私と、「今は無理」と言った彼女に
違いはほぼありません。(私が若干向こう見ずなだけ)
それでも私は、
「自分は何のために今の仕事をしてるんだろう?」
「これからは何のために働いていくんだろう?」
と自問自答したときに、
今の自分は、生活費と老後の心配のため、
それから、家に入ることへの抵抗心から
私は目の前の仕事を必死でやってるんだな、と思ったのです。
そんなの当たり前じゃん、と思いますか?
みんな、生きるためにやりたくない仕事をしてるんだよって?
私もそう思います。
辞めたいくらい嫌いな仕事じゃないし、
わりと恵まれた環境で仕事をさせてもらっているし、
会社員なんだから自分のやりたいことと会社が求めることに
ギャップがあるのは、当たり前。
「仕事辞めたい」って思うなんて、甘えだって。
うん、そうですよね。
でも、同時に
私、今を豊かに生きていないな、とも思ってしまったのです。
もちろん、金銭的な不安はかなりありました。
それでも
自分の人生があと1年で終わるとしたら、
この仕事、この働き方は選ばない。
そう思ったので、会社を辞めました。
自問自答したあとに、
突き進むか、踏みとどまるか、やり方を変えるか。
その選択に正解はありません。どれを選んでもいいんです。
でも、
自分の心と向かい合って、本当はどう生きていきたいのか
自問自答することからだけは、
どうか逃げないでほしいと思います。

なぜ40代が人生を変える適齢期なのか
40代は後半人生を始める、最もよいタイミングだと言えます。
なぜなら40代の私たちは今、仕事人生の折り返し地点にいるからです。
これまで20年くらいやってきたことに疑問を感じたり、飽きてきたり、
なんだかうまくいかなくなってきたと感じたりしているなら、
それは人生を変えるチャンスです。
人生100年時代。これまで約20年間働いてきたけど、
これから70歳まで働くとしたらまだ30年もあるのです!
だったら、今から2回目の人生の新人デビューをしてもいいじゃないですか。
それからもう一つ、40代が人生を変える適齢期である理由は、
人生を生き抜くコツをたくさん持っているということ。
これまでの人生で、私たち40代女性は多くのフォースを手に入れました。
したたかさ、図太さ、ゆるやかさ、要領の良さ、しなやかさ。
そんな大人の武器をどんどん使って、未経験分野にチャレンジしましょう。
やりたいことにも賞味期限があると思うのです。
未来を変えるために、今、楽しいことをやりませんか?
一緒に、がんばりましょう。
sayocafe.

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