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人生を変えた視力矯正 ICL体験記③ どんな手術?痛い?怖い?

ICL体験記

40代はカラダが資本!

こんにちは、sayocafeです。

いつまでも自分のやりたいことをやれる人生であるためには、お金と時間も必要ですが、それと同じくらいかそれ以上に「健康」であることが大切です。

sayocafe
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40代から自分が生きたい2つ目の人生を快適に過ごすには、カラダのチューニングやメンテナンスが欠かせませんよね。

 

そのカラダメンテナンスの一貫で、私は40代になって初めて視力矯正をしました。

ICL(アイシーエル)という視力矯正手術、ご存知ですか?

 

ICLとは、半永久使用の眼内レンズを目の中(虹彩と水晶体の間の「後房」と呼ばれる位置)に入れる(インプラントする)術式です。

視力矯正手術ではレーシックが有名ですが、世界ではICLはレーシックより歴史は長く、日本でも2014年に厚生省の認可がおりてから、今急速に注目されるようになっています。

 

小学生の頃から目が悪く、30年間コンタクトレンズ生活を送っていた私。

昨年、一念発起して、ICL手術を受け、0.06程度だった視力(視力検査の一番上が見えないレベル)が、裸眼で両目1.5になりました!

 

過去2回のブログで、「ICLってなに?」「レーシックと何が違うの?」「ICLのメリット・デメリットは?」と、「どうやってクリニックを選んだか」「手術までと、手術後の流れ(スケジュール)」について、ご紹介しました。

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今回はまとめとして、「ICL手術ってどんなことをするのか」当日の手術の詳細について、書きたいと思います。

手術前後のことは、「人生を変えた視力矯正 ICL体験記② クリニックの選び方・手術の流れ」に書きましたので、どうぞそちらをご覧ください。

緊張の、ICL手術当日

手術準備の目薬点眼

当日かかった時間の合計は、約3時間。

手術自体は、両目で20分もかかりません。

私が手術してもらったクリニックのサイトでは、両目で約10分と書かれています。(体感としてはもっと長く感じましたが。)

 

では手術以外に何をするのかというと、手術前の準備と終了後の休憩に時間がかかります。

 

まず、手術の準備として、手術前に1時間ほど目薬をさし続けました。

麻酔用や瞳孔を開くためのものなど、3種類の目薬をもらって、これを決められた順番どおり、数分おきに点眼するのです。

 

何度も正確に時間を測って、間違えずに複数の目薬を点眼しないといけないのですが、目薬で徐々に瞳孔が開いてくると視界がぼやけてきて、だんだん辺りが見えづらくなってきます。

時計盤は読めなくなるので、バイブや音でアラームしてくれる時計やスマホが必須です。私はApple WatchでSiriに呼びかけてタイマーをかけていました。

 

点眼後は、しばらく待機。目薬を目に慣らすための時間です。

もともと裸眼視力0.06に加えて、目薬が効いてすでにほとんど何も見えない状態になっているため、待機時間中はスマホや本は読めず、ぼーっとしているしかありません。

これがかなり長く感じました。

 

私が手術を受けた日は、同じ時間帯に10人ほど、同じく手術を受ける方々がいました。

私が待機中、他の患者さんが順番に手術室に呼ばれていきます。

待っている間にどんどん恐怖心が増してくるので、目をつぶって心を落ち着かせます。

 

そして、ついに私の名前が呼ばれました。

いざ、手術室へ

名前を呼ばれ、移動します。

手術室の前の小部屋で、貴重品を預け、手術用のガウンや帽子をかぶり、靴を履き替えて、待機。現在手術を受けている人が終わるのを待ちます。

ガラス扉の向こうは手術室。ウィーンという機械音が響きます。

 

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・・・きょわい!!!!

 

恐怖指数がどんどん上がり、その部屋の室温が低いのも相まって、震えそうになります。(実際、手術室の温度設定は低めなので、夏場でも長袖のはおりものを持参することをおすすめします。)

 

そして、私の前に手術を受けた人と交代で、手術室へ。いよいよ私の順番です。

ICL私がICL手術をしたクリニックの手術室イメージ(画像:サピアタワー アイクリニック東京 公式サイトより)

 

目がほぼ見えない状態で看護師さんに手を引かれ、手術台へ。

そこにはすでに、今日何度目かの手術を終え、休む間もなく今から私の手術をしてくれる先生と、たくさんの看護師さんがスタンバイしています。

 

手術台は、歯医者さんにあるようなリクライニング型の椅子でした。

椅子が横に倒され、目の部分だけが開いたフェイスカバーをかけます。

手術中はまばたき厳禁なので、目を閉じないよう、まぶたをテープでがっちり固定。

 

いよいよ手術開始です。

まぶしい!こわい!痛い!気持ち悪い!

手術は片目ずつ行います。

歯医者さんにあるようなライトをピカーッと目に当てられ、

「ライトをずっと見続けてください」

 

sayocafe
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まぶしいーーっ、鬼かーーー!

けど、まばたきできない!

 

そして目にドバドバと水が流し込まれます。

うう、溺れたときの気分ってこんな感じなのかな。

 

まぶしい光、目にはもわもわと大量の水があふれ、なんとも息苦しかったです。

(緊張しすぎて私が息を止めていた、という話もあります。)

 

手術中は目が乾かないように、ずっと水が流し込まれます。

先生は

「今から目を触りますよ」
「少し押されたようなかんじがしますよ」
「なるべく体の力を抜いてくださいね」
「今から目に切り込みを入れますよ」
「レンズを入れていきますよ」

と、何かする前に声をかけてくれます。

まぶしくてつらいのですが、とにかく先生の言うとおり、ひたすら真っすぐライトの方向を直視することだけに集中しました。

 

目を開きっぱなしで手術を受けますが、周りの様子はライト以外ほとんど見えません。

まあ、目を切開するメスが迫ってくるのが見えたら、気を失ってしまうと思いますが、そういう恐ろしいものは一切見えなかったので良かったです。

 

しかし、見えはしないけど、触られてる感覚はあります。

局部麻酔なので、先生が私の眼球を指でぐいぐい押している感触は感じるのです。

 

目を押されるのは、正直何とも言えない気持ち悪さがありました。

でも、目を切開したりレンズを入れるときに痛みはありません。いつ切ったのか気づかなかったくらいです。

 

個人差があると思いますが、私の場合は、最初に目に光を当てながら水を流し込まれたときと、レンズを入れた後に目の裏の部分をぐいぐい押されたとき(おそらくレンズを固定していたとき)が一番しんどかったです。

目を押されたときは、痛みもあるのですが、それよりも気持ちの悪い圧迫感を強く感じました。

目に何か入った!という異物感がすごくて。

 

最後に、とてもしみる目薬をさして、片目終了です。

 

手術自体は、片目5分程度です。

ただ、まぶたを固定したりする準備時間を含めると、私の体感的には30分くらいやっていた気になって、かなり消耗しました。

「はい、次は左目ですー」と言われたとき、正直「もう帰りたい・・・」とぐったりしてしまいました。

 

が、片目で帰るわけにもいかず、反対の目も同じように行います。

二度目は手順がわかっていたので、少しだけ落ち着いて受けることができました。

が、気持ち悪さと鈍痛はやはり感じましたね。

 

とにかく手術中は、他のことを考えて、気を紛らわせるようにしました。

一度目はまったく余裕がなかったのですが、二度目は「自分が改造人間にされる」映画の脚本を考えたり、「これまでの人生で一番痛かった記憶」を思い出したりしていました。

(窮地に追い込まれたとき、人はまったく役に立たないことを考えるものです。)

 

そして約10分後、体感時間的には30分以上経過した後、ようやく手術は終わりました。

手術終了・・・でも見えてない?!

やっとの思いで手術が終わり、先生たちにお礼を言う余裕もなく、看護師さんに手を引かれよちよち歩きで手術前室に戻り、少し休憩。

私と交代で手術室に入っていく次の患者さんに心の中でエールを送りながら、服を着替えます。

 

この時点で私はまだ、目がもわんもわんと水がたまっているような状態で、視界は不透明でした。

待合スペースのソファーで1時間ほど待機。とにかく疲れていたので、目を閉じて休憩です。

 

その後、目の中の検査と視力検査。

このときの視力は両目とも0.7でした。

あまり見えていないことと、目の奥のずーんと重だるい痛みのせいで、検査後、かなり不安を感じました。

 

その後先生の診察を受け、

「きれいにレンズが入っています。明日になれば痛みもひき、視力が上がっているので、安心してください。」

と。

 

屋外では防護メガネで目を守る、2時間ごとに目薬をさす、TVや飲酒はNG、など当日の諸注意を受け、この日は終了となりました。

 

私がICL手術を受けたクリニックの手術プロセスの詳細はコチラ。

「明日起きたら、きれいに見えてびっくりしますよ」

手術後は、目に何かぶつけないようにゴーグルのような防護メガネをかけて、帰宅します。

翌朝も検査があり、自宅が遠い私は、帰宅せずクリニック近くのホテルに一泊しました。

 

手術後はかなり疲れます。

すぐには視力が回復せず、もやがかかった状態なので、その状態で満員電車や人混みは避けたほうがよいです。

危ないなと思ったら無理せずタクシーなどで帰宅することをおすすめします。

 

その日、夜ごはんを食べようと、ホテル近辺をうろつきましたが、車のヘッドライトや街灯の光に、にじんでまぶしく感じる「ハロー・グレア」が起きたり、スマホのGoogleMapの小さい文字が読めずに迷子になったりして、心細かったです。

 

ホテルでは、TVの音声だけを聞いて過ごしました。

本当は早く寝たかったのですが、午前1時頃まで2時間おきに目薬をさし続けないといけなかったのです。

やることないのに、起きてないといけない苦しみ・・。

本も読めず、スマホを見ても頭が痛くなり、目の奥もじんじんと痛みが続いていたので、この日の夜はつらく心細かったです。

落語やVoicyのような、音声だけで楽しめるコンテンツをたくさん用意しておけばよかったなと思います。

 

この日の日記は、こんな走り書きをしていました。

ついにICL手術をした!

まぶしくて、目を開きっぱなしで、水どばどば入れられて、まばたきできず異物入れられて・・・二度としたくない。

ずっと目が痛い。
今日はTV禁止。スマホも全然見えない。
GoogleMapも見えないし、初めてiPhoneの拡大鏡機能使った。

明日も検査だから今日はホテル泊だけど、ホテルとっといてよかった。
この状態で新宿駅なんて絶対無理…。

晩ごはんはホテルの近くのお店で食べようと思って歩いてみたけど、夜は外の光がぼやけて疲れた。

ごっつい保護用メガネかけて入ったお寿司屋さんでは、メニューがよく見えなかったけど、少し食べたら出てきた。

目薬を2時間ごとにささないといけない。夜の1時まで。
アップルウォッチが役に立つ。けど眠いー。

 

こんな状態で、数時間後の翌日、きれいに見えるようになっているのか、正直半信半疑でした。

でも「明日起きたら、きれいに見えてびっくりしますよ」という先生の言葉を信じて、その日は休みました。

ICL手術翌日。見える、見えるぞー!

翌朝。

 

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見える、見えるぞーーーー!

コンタクトを入れていないのに、世界が明るくクリアに見えました!

ただこの時点では、前日よりはましになったとはいえ、まだ目の奥の重くにぶい痛みや異物感と、目を開けられないほどのまぶしさがあり、見える感動と同時に不安もまだありました。

 

そして術後検診へ。

目の中の検診と、視力検査。

手術当日は0.7だった視力が、翌朝は両目とも1.5に!

ようやくほっとして、喜びがふつふつとわいてきたのでした。

 

ちなみに、目の奥の異物感やまぶしさは、ICLでの見え方に慣れてきた1、2ヶ月ほどでなくなりました。

ISL手術を受ける心がまえ、まとめ

手術当日に用意したいもの

当日用意しておくと良いものは、以下のとおりです。

  • タイマーをかけやすいグッズSiriなど音声認識するスマホやアラーム付きの時計)
    文字盤は目がかすんで見えにくいので、音声で目薬をさすタイミングのアラームをかけました。
  • ティッシュ
    クリニックでももらえますが、大量の目薬をさすのでティッシュは必須です。
  • 汚れが目立たず、脱ぎ着しやすい服
    目薬がこぼれてもよい服で。
    手術着は服の上から着るので、その場で脱ぐことはないですが、手術後は目に触れるのは厳禁なので、前開きのシャツやカーディガンなど、首から脱ぎ着しない服を勧められました。
  • 長袖のはおりもの
    手術室は温度が低め&緊張で震えがちなので、寒がりの方は忘れずに。
  • Suicaなどのチャージ
    術後に混雑した駅構内でわたわたしないように。
  • 音声だけで楽しめるコンテンツ
    当日はTVや動画禁止、スマホを見るのもしんどい状態です。
    とはいえ、定期的に目薬をさすために起きていなければならないので、自分のお気に入りの音楽や落語、Voicyなどのコンテンツを用意しておきましょう。

ICL手術は怖いけど、誰でも怖い。

私はこれまで手術をしたことがなかったのですが、痛みに強い自信はわりとありました。

それでもやはり、手術前は(手術中も)めちゃくちゃびびっていました。

 

なのでこれから手術を受ける方に言いたいのは、

「みんな怖いと思ってるよ。安心して怖がってね。」

ということです。

 

私の前に手術した方も、私の後にされた方も、そして私自身も同じように、手術前室で看護師さんに「どきどきします」「緊張します」と言っていて、勝手に「同士!」と感じたものです。

 

誰でも怖いと感じるのは当然なので、少しでも不安なこと、わからないことは、納得がいくまで先生に質問したり、こうしてほしいというような希望も伝えてみると良いと思います。

また、ざっくりでも手術の流れを理解しておくのも、「もう少しで終わるはず」と手術中にわかって安心かもしれません。

 

今私は、手術後1年が経過し、両目の視力1.5をキープ。目の状態はとても良いです。

朝晩のコンタクト着脱のわずらわしさがなくなり、旅行や出張時の荷物も減り、水辺のアクティビティも躊躇せず、万一の災害時の目の不安もなく、「朝起きてすぐ目が良い」状態が当たり前になっています。

 

正直、あの手術をもう一度やるのは絶対にイヤですが、あの30分(と前後3ヶ月の目薬点眼生活)を乗り越えると、そこには新しい世界が広がっていたので、1年前に手術を決断した自分に「がんばってよかったね」と言ってあげたいです。

ICL手術をして、残りの人生も自分の目や身体を大事にしていこう、と思うきっかけになりました。

 

私はICL専門クリニックのサピアタワーアイクリニック東京さんで手術を受けました。

他に検討したクリニックは、新宿近視クリニックさんと品川近視クリニックさんです。

 

私の体験が、これからICL手術を検討される方の参考になればうれしいです!

 

sayocafe.

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ABOUT ME
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20年間の会社員人生を卒業後、2つ目の人生を探す40代専業主婦です。 社会派ブロガーちきりんさんの「2つ目の人生を40代からはじめよう」というコンセプトに共感するアラフォー女性に向けて、人生後半戦の楽しみ方を発信します。