40代からはカラダが資本!
こんにちは、sayocafeです。
40代以降いろんな身体のほころびが出てきている今日この頃、これからの後半人生を少しでも効率よく快適に過ごすために、私は最近ちょこちょこカラダメンテナンスをしています。

そのカラダメンテナンスの一環で、昨年、劇的に人生を変えるできごとがありました。
まず、生まれて初めて手術をしました。
そして、30年以上0.06程度だった視力(視力検査の一番上が見えないレベル)が、裸眼で両目1.5になりました。
ICL(アイシーエル)という、視力矯正の手術をしたのです。
先日、ICL術後1年の定期検診を受け、問題なく良い状態をキープできていました。
この感動をお伝えしたく、私がやったICL治療の体験記録と感想をご紹介したいと思います。
ICLってなに? レーシックとの違いは?
ICL視力矯正手術をしたきっかけ
私は、小学生の頃からど近視でメガネっ娘、中学生以降はコンタクトレンズで生きてきました。
視力は0.06程度で、コンタクトレンズの使用歴はおよそ30年。
眼科で検査を受けるたび「角膜上皮細胞が減ってきてるから、装着時間を減らしてください。失明のリスクもあります。」と言われて、ひぃーっと怯える日々でした。
でも私、メガネが苦手なのです。近視が強すぎて、レンズが分厚くなってしまうので、目が小さく見えちゃうのがイヤで。
なので「あと何年コンタクトレンズをつけられるかわからないけど、おばあちゃんになったら難しそうだな」とか、「災害が起こったときにコンタクトレンズだと困るだろうな」と、うつうつ思っていました。
そんなとき、ホリエモンこと堀江貴文さんがレーシック手術を受けたときの体験記「めは大事」(HIU編集学部)を読みました。
「原理を考えれば失明はない」という彼らしいコメントに背中を押され、ホリエモンが手術したクリニックに検査予約を入れたのです。
これを読みました
↓ ↓
レーシックでなくICLにした理由
もともと私は、レーシックをしようと思っていました。
というより、ICLの存在を知らなかったのです。
ところがクリニックで検査したところ、私はレーシックできないタイプでした。
理由は、近視が強すぎるため。
レーシックは矯正できる近視の強度に上限があって、軽~中等度の近視でないと受けられないのだそうです。また、角膜が薄い人も受けられません。
がーん。知らんかった…。
そして、そこで勧められたのがICLでした。
ICLってどんな手術? レーシックとの違いは?
ICLとは、眼内コンタクトレンズ治療というもので、超ザツに言うと、目に小さい穴を開けて、その中にコンタクトレンズを入れる、という手術です。

上記の目の断面図でいうと、角膜の端っこを3mmくらい切って、小さく折りたたんだICL(眼内レンズ)を虹彩と水晶体の間に入れます。
(切開した穴は自然にふさがりますのでご安心ください。)
一方、私ができなかったレーシックは、フラップという角膜の上皮細胞層をめくって、角膜の実質層にレーザーを照射した後、めくったフラップを元に戻すという手術です。
つまり、レーシックは自分の目(角膜)を治し、ICLは半永久使用のコンタクトレンズを入れるという、まったく違う視力矯正方法です。
レーシックは、レーザーで加工して屈折を矯正できるサイズの角膜でないと視力矯正の効果が出ません。なので、視力が悪すぎたり角膜が薄い人はレーシックに向かないのです。
一方、ICLはコンタクトレンズですから、ある程度視力が悪くても、レンズの強度を足していけばよいので、多くの人の選択肢になりうるということですね。
手術は怖い…けど、ICLをした理由
とはいえ、目の手術はやっぱり怖い。
眼球を切って、目の中にコンタクトレンズを入れるってどういうこと?!
万が一、失敗したらどうしよう。
手術費用も高いし・・・。
不安はたくさんありましたし、ダンナに相談したときには大反対されて、けんかになりました。
(ダンナにしたら、いきなり自分の奥さんが「目に穴を開けてコンタクトレンズを入れる手術をしたい」と訳わからんことを言い出して、びっくりしたと思います 笑)
結局、決断するまでに1年かかりました。
最終的に「ICL、やろう」と決めたのは、
- ICLはレーシックと違って自分の目(角膜)を削るわけではないので、万が一何かあっても、取り返しがつかないということはなさそう。
- 仮に挿入したレンズ(ICL)を取りはずしたいという状況になったら、レンズを取り出す手術をすれば、またメガネやコンタクトレンズでの生活に戻れる。
要するに「まあ、なんとかなるだろう」と思ったからです。
いろいろリサーチはするのですが、だんだん考えるのが面倒になって、「とりあえずやったれい」となってしまう私の投げやりな性格が、結果的に手術を受ける後押しになりました。
ICLをした感想、メリットとデメリット
結論から言うと、やってよかったと本当に思います。
でももう二度と、あの手術は受けたくないです。
怖かった・・・。
ICLをやってみて、どんなふうに世界が変わったか。
良かったこと、逆に悪くなったこと、術後1年経った時点での感想です。
ICLをして良くなったこと
一言でいうと、毎日の生活がとてもラクになりました!
QOL(生活の質)が上がったと実感しています。
- 朝起きた瞬間に、クリアな視界!
→ 術後1年検診で、両目1.5をキープ。 - コンタクトレンズの呪縛から逃れられた。
→ 朝夜のルーチン作業の大幅削減!
→ 旅行や出張の荷物が減って、ストレスフリー。
→ コンタクトレンズの残数を気にしなくてよく、地味にうれしい。 - 目の調子が良い。
→ ドライアイが少し改善した。
→ コンタクトレンズの長時間使用で、目が傷つくことがなくなった。
→ 目にゴミが入っても躊躇せずゴシゴシできる。(良くないけど) - 災害時の目に関する不安がなくなった。
→ これ、何気に一番良かったことかも。効率的な身体でいたいので。 - 水辺のバカンスにためらいがなくなった。
→ 水中で目を開けて泳ぐという夢が叶いそう!(まだ怖くてやれてないヘタレ)
→ 同じく目が悪いダンナ、果敢にもメガネでキャニオニング(渓谷下り)にトライして大変なことに 笑

ICLをして困るようになったこと
1年経って、これだ!というデメリットはたった1つだけ。
一気に老眼がきた!w
デメリットという表現は違うかな。思いがけず困ったというべきでしょうか。
手術時42歳だった私、「視力が上がると、年齢的に老眼の自覚が出るかもしれない」と、事前にクリニックの先生から言われていました。
でも強度の近視だった頃は症状がなかったので、あまり実感がなかったんですよね。
視力が良くなると、やはり老眼の自覚は出ました。そのうち老眼鏡が必要になってくるのだろうと思います。
また、長時間のパソコン仕事が疲れるので、ブルーライトカットメガネをかけるようになりました。
ICL治療は老眼を治療するものではありません。
ICL治療の適用年齢は、20代から原則45歳まで。
金額的な問題がクリアできれば、断然若いうちからやっておくことをオススメします。
ですが、手術費がかなりお高いので、現実的に検討できるのは40代以降が多そうというのが、悩ましいところです・・・。
ICLをして大変だったこと
今困っていることではなく、手術を決めるまで、また手術前後に大変だなと思ったことです。
<手術前>
- 手術代が高い!
→ 私は両目で68万円でした。保険外診療なのでどこのクリニックでも高くなってしまいます。
医療費控除は適用されるので、確定申告必須です! - 周囲の人の理解を得にくい。
→ 転職、留学、投資などと同じで、やったことがある人はそれを勧めますし、やったことがない人は「危ないよ」「失敗したらどうするの」と反対するものだと思います。
だから相談なら経験者にすべきですし、家族の心配もわかるので、状況によっては事後報告でもいいんじゃないかなと思います。 - 検査3日前からコンタクトレンズ禁止。当日、翌日は化粧禁止。
→ ノーメイクは、マスクで隠せばよいとして、私は普段外でメガネをかけないので、会社に行くときはちょっとイヤでした。
でもこれも今ならテレワークで乗り切れそうですね。
<手術中>
- 正直、手術は怖かった…
→ ビビリの私にはとても怖い手術でした。
我慢できないほどの痛みはないのですが、目をずっと開けた状態にされて水を流し込まれて眼球を触られる感触は…30分が永遠に感じました。
できれば二度とやりたくないです。
<手術後>
- 手術前後のケアが大変。
→ 1日3回、3種類の目薬をさすのを2〜3ヶ月間続けたり、術後しばらくはシャワーや化粧ができなかったり、外出時は花粉症対策用のごつい防護メガネをかけたりと、自分の目のためですが、なかなか大変でした。 - ハロー・グレアが起きる。
→ 車のヘッドライトや夜の街灯の光に、輪がかかるようににじんで見えたりまぶしく感じたりすることですが、術後しばらくは車の運転が少し怖かったです。
でも、術前にどう見えていたかはすっかり忘れてしまったし、今は慣れてしまって何も感じません。
(※個人差があり、症状を感じる人、感じない人がいます。) - しばらく違和感があった。
→ 目に何か入ってるな、という違和感は、1〜2ヶ月ありました。目がゴロゴロするような、ずっとコンタクトレンズをつけっぱなしの、あの感じです。
ただし、目薬をさせば元に戻りましたし、しばらくすると違和感はなくなりました。
ICLとコンタクトレンズの見え方の違い(主観)
暗いところでの光がにじむハロー・グレア以外は、コンタクトレンズをつけていたときと見え方の違いは感じません。(ハロー・グレアも上述のとおり、術後1年の今は何も感じません。)
「丸い穴が見えると言う人がたまにいる」と、事前にクリニックの先生から聞いていましたが、それもありませんでした。
私は見えませんでしたが、レンズ中央のごく小さな穴が見えちゃうという人がまれにいるそうです。
先生いわく「メガネをかけている人がいつもメガネのフチが視界に入っているのが普通なように、仮にその穴が見えても気にならなくなると思います」とのことでした。

結論。ICL、もっと早くやればよかった!
手術は怖かったし、術後のケアも大変でしたが、術後1年経った今、とても満足しています。
ICL、やってよかった!
朝起きて、世界がクリアに見える感じ、慣れるまで本当に毎朝、感動でした。
40代を超えると老眼問題が出てくるので、もし迷っているなら、少しでも若いうちにお金を貯めてやるべき!と声を大にして言いたいです。
ICLをやったことで得た最大の効果は、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上です。
「効率的なカラダをつくって、日々を快適に過ごしたい」という私のポリシーに、ICLはばしっとハマり、ストレスフリーな生活が送れています。
とはいえ、やはり手術は手術なので、きちんと自分で調べて、納得して決めてくださいね。
一生コンタクトレンズを使い続けるのにかかるコストと、ICLの手術代を比較して、ICLはコスパいいよ、と謳っているクリニックや口コミサイトもありますが、お金のことだけを天秤にかけるというのは、違うかなと思ってます。ICLは取りはずせると言っても、やっぱり一生モノですし。
ここまで、ICLのメリット、デメリットなどをご紹介しました。
どうやってクリニックを決めたかや、ICL手術の流れについては、別の記事に書いているので、よければご覧ください。
私はICL専門クリニックのサピアタワーアイクリニック東京さんで手術を受けました。
他に検討したクリニックは、新宿近視クリニックさんと品川近視クリニック
さんです。


このブログが、皆さんのお役に立てればうれしいです!
sayocafe.
下のボタンをクリックしてくださると、とても励みになります!
にほんブログ村