こんにちは、sayocafeです。
結婚5年目、子供はなく、
田舎でダンナさんと二人暮らしをしている、40代の女です。
約20年間、仕事最優先のバリキャリ人生を送ってきましたが、
先日思い立って会社を退職した無職・専業主婦です。

さて、次の仕事を決めずにイキオイで退職した私ですが、
どれくらい貯金してたの?
ということで、
私が退職前に準備していた
資金・貯蓄計画について書きたいと思います。
結論から言うと、
私、たいして貯金は準備していませんでした。
額にすると、3カ月分の生活費程度です。
3カ月分の生活費ほどの貯金など、安心できるものではないのですが、
実はあまり、そこは気にしませんでした。
私が実行した資金計画とは、
いくら貯蓄準備しておくか、ではなく
お金についての考え方を変える3つの大原則です。
- 貯蓄に関する考え方を変える
- 仕事に関する考え方を変える
- 収入と支出の考え方を変える
ひとつずつ見ていきましょう。

「いくら貯蓄があればセミリタイアできる」という基準はない
まず、「貯蓄と仕事に関する考え方を変える」ことについてです。
残念ながら
「いくら貯蓄があれば働かなくてOK」
という安心ラインは、ありません。
夢のない話で、ごめんなさい。
でも私、ずっと
「今いくら貯金があっても、これから収入がなくなると不安になるだろうな」
と思っていました。
(あ、私に貯金がたくさんあるって言ってるんじゃないですよ?w)
会社を辞めて、40代で新しい人生を生きてみたいと考えたとき、
まず頭に浮かんだのは、当然
「でも会社辞めたら、暮らしていけなくなっちゃう」
という、まさにお金の心配でした。
うちは子供はおらず、ダンナさんと二人暮らしなのですが、
ダンナさんの実家への仕送りが重くて、
マンションの家賃や生活費を加えると、
ダンナさんの収入だけでは、正直赤字です。
なので、会社を辞めたいと思っても、
収入が減って生活できなくなる恐怖から、
ずっと二の足を踏んでいました。
でも、じゃあいくら貯金があれば、
私は安心して会社を辞めることができるんだろう?
老後資金2000万円? 1億円? いや、それじゃ足りない?
いったいいつ会社辞められるんじゃい!
そうなんです。
いくら貯蓄があれば安心して次の人生に挑戦できるか?
という問いに、答えはないんですよね。
なぜかというと、死ぬまで働かなくてよいほどの財産が既にある人を除いて
これから死ぬまで経済的に困らないためには、いくらお金が必要か、
つまり、死ぬまでの必要生活費+αを導き出すには、
- 自分の寿命(あと何年生きるか)
- 死ぬまでに起こるかもしれないアクシデント
(病気、災害、リストラなど、予期せぬ自体でかかる費用)
を、わかっていないといけないからです。
■必要資金計=年間の必要生活費×余命
でもそんなことわかる人がいるでしょうか?
予知能力者でもない限り、
自分のこれからの人生に何が起こって、
いつまで生きるかなんて、わからないですよね。
だから「人生100年時代」などといって、
老後資金2000万円を積み立てましょう、
保険に入りましょう、というCMがバンバン流れるのです。
だから私、貯蓄と仕事に関する考え方を変えました。
40代から2つ目の人生を始めるための、十分な蓄えを準備するのはやめる!
というか、無理!
そんなことしてたら40代はおろか、おばあちゃんになっちゃいます。
仮に、かなり年を取った頃に十分なお金が用意できたとして、
そこからいきなり新しい人生に飛び込むのは、なかなか大変そう。
新しい人生を始めるのは、お金はあるけど身も心も固くなった老後より、
まだ柔軟性があって、軌道修正のきく40代からのほうが絶対楽しいはず!
だから40代の今のうちに、
- そこそこ暮らしていける程度の収入があり、
- 自分がまあまあ楽しいと思えて、
- 死ぬまでぼちぼちやり続けることができる
そんな仕事を探したほうがよい、と思うのです。

40代女性が退職前に準備すべき資金計画
腹をくくって、貯蓄と仕事に関する考え方を変えた後、
次に私がやったのは、「収入と支出の考え方を変える」ことでした。
どういうことかというと、
- 収入=会社からもらう給与とボーナス
- 支出=固定費(削れない)+変動費(削ることができる)
という従来の考え方をやめたのです。
ではどういう考え方に変えたのか、ご紹介していきます。
給与とボーナス以外に収入経路をつくる
お金に豊かな生活をするには、収入額を上げるのがセオリーです。
収入額を上げるには、
- 今の収入経路からの金額を増やす
- 収入経路そのものを増やす
ですよね。
そして一般的には、①の
「今の収入経路(主には会社からの給与・賞与)からの金額を増やす」
方法を考える方が多いと思います。
でも、40代から新しい人生を始めたいなら、私は②の
「収入経路そのものを増やす」方法を考えることをおすすめします。
会社からの給与以外の収入経路を複数持つ=複業です。
でも、
今働いている会社とは別の会社で兼業とか、
会社の仕事が終わった後にアルバイトとか、
なくはないのですが、無理のきかない私たち40代女性。
健康のことを考えると、ゆるく長く続けられる複業を探したいもの。
そして個人的には、
今のメインの仕事が会社員なら
複業は会社勤めの仕事でなく、自営業を押したいです。
難しく考えず、たとえば、
- メルカリで不用品出品
- ポイ活
- (積み立て)NISAでコツコツ運用益を確保
このあたりのハードル低めのことなら、
今日からチャレンジできますね。
それ以外にも自分の特技を活かして、こんな仕事はどうでしょう?
- eBayで日本未発売品を買い付けてヤフオク!に出品
- LINEスタンプの販売
- minneでおしゃれな手作りマスクの販売
- ココナラでファッションコーデのアドバイス
- ネイティブキャンプでオンライン英会話講師
- アフィリエイトサイトの作成
- Voicy、stand.fmなどの音声メディアで配信
いずれも「絶対に儲けなきゃ」と気負わず、
楽しんで収益が出たらラッキー♡
くらいに思えるものが、ゆるく長く続けられるコツ。
そしてときどき、クラウドワークスやランサーズなど、業務委託
(クラウドソーシング)の仕事マッチングサイトをチェックして、
まあ最悪のことがあっても、なんとかなるだろう
と楽観的に思えることが、楽しんで複数の収入経路を持つコツです。
収入経路が1つしかないリスク
これまでは、
今の収入経路からの金額を増やすことだけ
目指せば問題なく、そのほうが楽な時代でした。
会社に忠誠を誓って働けば、
コツコツ昇給&運良くボーナスUP、
それが普通だった頃の話です。
昇給した分以上に保険や税金額の高騰で、
手取りは全然上がらない、むしろ昇格して
仕事がハードモードになっただけ・・・
みたいな話、けっこうありますね。
だからって、残業代で稼ぐのも精神的に豊かではないですし、
昨今、会社もブラック企業と言われないよう残業抑制を厳しくしています。
さらに、このwithコロナ時代。
私たちアラフォーの新卒時代に、
就職ランキングで上位だった名だたる企業が
「副業解禁するから、自分の収入は自分でなんとかしてね」
と、堂々と言ってしまうご時世です。
そして、なにより、
会社からもらうお金だけが収入経路だと、
それをなくす恐怖から、
新しい人生に踏み出す勇気を持てなくなってしまうリスクもあります。
そうなる前に、
会社からもらう給与以外の収入経路を複数持っておきましょう。
一つひとつは少額だったとしても、精神的に安定します。
自分主導で稼ぐのって、会社員とは違う
いろんなスキルも身につきますし、
なんといっても、楽しいですよね!
以前は、副業で稼げるのは特定のスキルを持つ人だけだと思っていた私。
今は新しい働き方の本がたくさんあります。
おもしろくて自分でも取り入れやすかった本をいくつか紹介しておきますね。
私が複数の収入経路の
持ち方を勉強をした本
↓ ↓
変動費は削らず、固定費を削る
次に、
「支出=固定費(削れない)+変動費(削ることができる)」
と考えちゃだめ、ということについてです。
お金に豊かな生活をするには、先ほどご紹介した「収入額を上げる」他に
「支出額を減らす」、つまり手元に残るお金を減らさないことがポイント。
そして、上の公式については、
■支出=固定費(削る)+変動費(削らない)
と、おぼえましょう。
そう。
一般的に支出額を減らそうと思ったら、
その都度金額が変わる、変動費の削減に着目しがちですよね。
なぜなら、管理が可能な支出なので、
やろうと思えば簡単にコスト削減できるからです。
でも、変動費を削るのはやめたほうがよいです。
理由は2つ。
1つ目は、人生の楽しみを削る無理は、まず続かないから。
そして2つ目は、変動費が家計全体に占める割合は低く、インパクトが弱いから。
(おそらく3割ほどでは?)
豊かな暮らしをする目的は、
あなたや家族の幸せと満足のはずです。
変動費を躍起になって節約しても、たいした成果は上がらず、
それどころか1,000円を切り詰めるために、
自分たちの笑顔が消えてしまっては、元も子もありません。
削るべきは、一見管理が不可能と思われる「固定費」です。
固定費は「減らす」より「やめる」
固定費は「減らす」のではなく「やめる」という意識を持ちましょう。
40代からの2つ目の人生を始めるにあたり
自分の理想とする暮らしを思い描いたときに、
「なくてもいいもの」「変えてもいいもの」
は何ですか?
- 生命保険をやめる
- 車を手放す
- 住まいを見直す
- 教育費を見直す
- 携帯電話、電気、ガスをのりかえる
- サブスク、定期便を見直す
私が退職前にやったことは、以下のとおりです。
子供はいないし、いつどれだけ必要になるか不明な医療費は
保険よりは貯蓄で賄おうと思ったので、生命保険を解約。
田舎暮らしで車は必須なので、車は手放せない(でもリース)けど
自動車保険はつきあいで加入していた会社をやめ、ネット型に。
スマホは、auからQUモバイルにのりかえ。
電気は、東京電力からENEOSでんきにのりかえ。
ダンナさんがどんぶり加入していたサブスクや課金アプリの退会。
オイシックスの退会。(代わりにホットクックで自炊)
賃貸マンションの住み替えはまだ着手できていませんが、
ダンナさんと相談しつつ、いずれは、ともくろんでいます。
また、賃貸マンションの火災保険は
入居時に同時契約した保険でなく、
自分で加入してもよいと最近知ったので、
満期前に他も調べてみるつもりです。
といろいろ方法はあるのですが、やはり
腹をくくらないと固定費の削減はできません。
車を手放したり、家を住み替えることは
生活レベルを下げることにもつながるからです。
でも、ちょっと考えてみてください。
生活レベルを決めるのは誰でしょうか?
それは、世間ではなく、私たち本人であるはずです。
思い込みを捨て、自分たちの価値観に基づいて、ゼロベースで考える。
何にお金を集中させ、何を手放すのか。
優先順位を決めるのは、私たち自身です。
とえらそうに書いてますが、
ずっとどんぶり勘定で生きてきた私が、
黒字になる家計管理のしくみを知ったのは、
この本を読んだからなんですけどね。
お金を気にせずに暮らすための
「黒字システム」を作れる本
↓ ↓
ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』
の著者である管理会計のプロが教えてくれる、正しい家計管理術。
必読です!!!
最も効果的な資金計画は「80歳まで働ける仕事選び」
会社を辞めるには、いくら貯蓄しておけば安心か?
という問いに対して、
安心できる貯蓄額はないのだから、お金を貯め続けて停滞するより、
「3つのお金」に関して、考え方を変えよう
というお話をさせていただきました。
- 貯蓄に関する考え方を変える
- 仕事に関する考え方を変える
- 収入と支出の考え方を変える
生きていれば必ず、お金の不安はつきまといます。
であれば、
60歳や65歳の定年まで勤め上げて、
在職中に貯めたお金で老後をコツコツ過ごすのと同じように、
40代で「80歳まで働ける仕事」を選び、
額は多くなくても、無理なく長く収入を得られる人生を
選択肢に入れてもよいのでは、と思うのです。
そしてそれこそが、最も効果的な
「お金に困らない人生を生き抜く資金計画」
ではないでしょうか。
あなたと一緒に挑戦できればうれしいです。
sayocafe.

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